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米粉に期待
JAグループ広島

米の一人当たりの消費量は昭和37年の118.3kgをピークに減少を続け、平成20年には59kgと約半分となりました。このことが日本の食料自給率低下の大きな要因となっているのですが、食の洋風化が日本人の食生活に定着した現在、容易に米の消費拡大を図ることは難しいのが現状です。
 
そこで注目を集めているのが「米粉」です。米粉は、これまでも団子やかしわ餅、饅頭など日本の伝統的な和菓子の材料として利用されてきましたが、粉砕技術が改良され、小麦粉と変わらないほど細かい微粒子(100ミクロン程度)に加工できるようになりました。つまり、小麦粉の代わりとして期待されるようになったのです。
米粉の利用 
パンや麺類、ピザ、洋菓子など利用範囲は広く、平成21年度には全国で1万3000トンが生産され、広島県でも37トンの米粉が利用されています。
また学校給食にも米粉パンが供給されるようになり、広島県では120校余りの小中学校で利用されています。
 
とはいえ、小麦粉に比べると割高感は否めず、また、食材としての認知度も低いため、消費量は小麦粉のわずか2%にとどまっているのが現状です。米粉を普及していくためには、その特性をしっかりとPRし、消費者に理解してもらう努力を続けていく必要があります。
 
米粉は
①水に溶けやすく調理が簡単
②米粉パンはしっとりとした食感とトーストにしたときの香ばしさ
③てんぷらの衣に使うとさっぱりとした味とカラッとした仕上がりになる
など、小麦粉より優れた特性があります。
 
米粉は小麦粉とミックスされて販売されるケースが多いのですが、米粉100%のロールケーキなども販売されており、小麦アレルギーの人にも喜ばれています。
 

米粉をたんに「小麦粉の代替品」として位置付けるのではなく、調理教室などを通して、米粉の特性を広く消費者へ伝え、調理素材として家庭に定着させていきたいものです。
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