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孤食化と家族との食事
広島県歯科医師会

ファストフードやコンビニができ、いつでも好きな時に好きなものを食べられるようになってから、人々が向かい合って食事をする機会が激減しました。また、生活形態も多様化し、不規則な生活を送ることが増えたため、家族でさえも食べる時間がバラバラになる、いわゆる「孤食化」が進んでいます。
 
新聞に「理由なき殺人なぜ続く」という記事が載り、ある霊長類研究者によると、この不可解な現象の背景には「共感が欠如した社会」があるとしています。共感とは、自分の感情を制御し、他者を思いやる、社会に不可欠な能力のことだそうです。共感が欠如すると、自分だけが満足できる世界にこもろうとし、自分を評価しない社会への恨みが、暴力へと繋がるそうです。
 

共感を育み、人と人を結びつけ、健全な社会を作り上げる上で、いっしょに食事をする会食の持つ意味は大きいそうです。家族に限らず他者と食事をする会食が、このような意味や役割を持っていることはあまり知られていません。犯罪のない、共感と信頼に満ちた社会を復活させるためにも、まず、家族そろって食事をすることから心がけてはいかがでしょうか。


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