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食べる楽しみ ~高齢者のために~
広島県歯科医師会

QOL(Quality of Life) の向上をめざして

最近、よく言われるQOLには、「生命の質」、「生活の質」あるいは「人生の質」という意味があります。
その中で「生活の質」とは、朝、目が覚めてから、洗面、食事、歯磨き、排泄、更衣、入浴、睡眠など誰しもが生命維持に必要な行為を意味しています。
そのためには、「健康」であることが、必要不可欠です。ただ身体的に病気にかかっていないということだけでなく、精神的にも「生きる楽しみ」を持ち合わせていてこそ「真の健康」と言えるのです。
食べることを楽しみ、人との会話を喜ぶ」ことは、「生活の質」だけでなく、その人らしい人生を楽しんで「生命の質」を高める(QOLの向上)ために非常に重要であり、歯・口の健康の大切さが強調されています。

自分の歯で噛めることはこんなに素晴らしい!

高齢になっても、孤独にならず、ハツラツといきていくためには、歯があることが非常に大切で、これはQOLの向上につながります。

  • よくかめること ⇒ おいしい食事
  • 正しい発音 ⇒ 楽しい会話
  • 健康な笑顔 ⇒ 若々しい行動

満足や喜びを得られる人生を過ごすには、歯とお口の健康が大切! ~8020運動~

“80歳になっても20本以上の自分の歯を保とう”という「8020運動」を、平成元年から厚生省(現・厚生労働省)と日本歯科医師会が提唱し、広く国民に呼びかけてきました。20本以上自分の歯があると、ほとんど何でも食べることができるという調査結果があるからです。
昭和62年から厚生労働省は歯科疾患実態調査を実施しています。その結果、調査年度ごとに20本以上歯を持っている人の割合は増加しており、
平成23年度では、
 ■80歳で20本以上の歯の所有者 : 38.3%
 ■80歳の1人平均現在歯数    : 13.9本
であることが発表されています。
(8020達成者は、75歳以上80歳未満、80歳以上85歳未満の数値から推計)
ただ、残念なことに、まだ3人に1人しか達成していないのが現状です。  


■20本以上の歯を有する者の割合の年次推移(%)
年齢(歳) 昭和62年 平成5年 平成11年 平成17年 平成23年
40~44 91.8 92.9 97.1 98.0 98.7
45~49 80.9 88.1 90.0 95.0 97.1
50~54 72.6 77.9 84.3 88.9 93.0
55~59 54.9 67.5 74.6 82.3

85.7

60~64 40.1 49.9 64.9 70.3 78.4
65~69 26.8 31.4 48.8 57.1 69.6
70~74 15.2 25.5 31.9 42.4 52.3
75~79 9.4 10.0 17.5 27.1 47.6
80~84 7.0 11.7 13.0 21.1 28.9
85~ 5.6 3.0 8.3 17.0

注)昭和62年は、80歳以上でひとつの年齢階級としている。


 

注)昭和62年は、80歳以上でひとつの年齢階級としている。

 

歯がない人は入れ歯を入れましょう!

0~9本しか歯が残っていなくても、入れ歯をいれることでかなりの食べ物を噛むことができます。
「よく噛むこと」は唾液によるがん予防、認知症の予防にも効果があります。

また、食形態を工夫することによっても、食べる楽しみを実感できます。

広島県歯科医師会が作成しているリーフレット「食べる楽しみ会話する喜びのある人生のために」は高齢者の方々へのお口の健康に関するアドバイスが掲載されていますので、こちらも是非ご覧ください。

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