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「みんなで目指そう 8020」~乳児期から3歳児までの口腔ケアについて~
 
広島県歯科衛生士会 広報 森山 尚子

前回は「マイナス1歳からの8020」というテーマで歯の発生は妊婦さんのお腹の中で作られているというお話をさせていただきました。
そこで今回は、「乳児期から3歳児までの口腔ケアについて」のお話をさせていただきます。
皆さん、子供さんの口腔ケア(お口の手入れや管理)はどうされていらっしゃいますか?
日々成長していく子供さんのお口の中をしっかり観察しながら口腔ケアをしていきましょう!

1.歯が生えてないうちは(写真1)…口の中を触られるのにならしておこう

おっぱいやミルクを飲んだ後に「おいしかったね、きれいにしようね」と声をかけながら、水で湿らせたガーゼなどで口の周りや中を拭いてあげて口に触れられることに慣らしていきます。
3ヶ月くらいになると、毛のないトレーニングブラシを使ってみることもよいでしょう。
指しゃぶりやおもちゃしゃぶりは歯みがきの準備段階としても大切です。

2.乳歯が生えてきたら(写真2)…歯みがきを始めよう

生後7~8ヶ月頃になると、下の前歯から乳歯が生えてきます。
トレーニングブラシを毛のないものから毛のあるものに切り替えます。

3.上の前歯が生えてきたら(写真3)…歯みがきに頑張ろう

1歳頃になると上下の前歯がそろってきます。
生活範囲が広がり、食べることに大いに関心を持ってきます。
生えて間もない歯は、
・石灰化が低い
・唾液で食べかすや汚れが洗い流されにくい
・汚れたままになりやすい
・糖分の多いものを食べたり飲んだりする機会が増える
などの理由で、むし歯が出来やすい環境にあります。

保護者の方が、お子さんのお口の清掃に頑張ってください。

4.奥歯が生えてきたら(写真4)…
 お子さんの自立心を大切にしながら、仕上げ磨きをしよう

お子さんの自立心が芽生えてくるとともに、歯みがきをさせてくれなくなる傾向があります。
このころは、
・汚れが唾液で取れず、むし歯菌が定着しやすい
・上の前歯の間や奥歯の溝に汚れがたまりやすくなる
さらにお子さんだけでは、十分に汚れを落とすことができません。 
保護者の方の仕上げ磨きがまだまだ必要です。

写真1~4:
広島県歯科衛生連絡協議会リーフレット「つよい歯でじょうぶなからだをつくりましょう!(噛むことが気になるお子さまのために)」から引用

仕上げ磨きのポイント

むし歯ができやすい部位を十分に理解して、効率的な歯みがき方法をかかりつけの歯科医院で教えてもらってください。

  • 子供を仰向けに寝かせてあげましょう(嫌がるようであれば目線を合わせた対面磨きもよい方法です)
  • 上の前歯は、上唇裏のスジ(上口唇小帯)をひっかかないように人差し指でガードする
  • 奥歯は人差し指で頬をふくらませる
  • 歯をよく見て、確実にブラシをあてましょう
むし歯を予防するには、フッ素の応用や砂糖に代わるキシリトールなどの甘味料の使用、おやつ、歯磨き剤の使い方など色々な疑問に、広島県歯科衛生連絡協議会が作成しているリーフレット「つよい歯でじょうぶなからだをつくりましょう!(保護者のためのQ&A)」がお役に立ちます。
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