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妊婦が気をつけたい食事とお口のケア
 
広島県歯科衛生士会 森山尚子

ご存知ですか?妊婦のお口のケアは生まれてくる赤ちゃんのためにとても重要です。
乳幼児のお口を健康に保つためには、妊娠中、つまりマイナス1歳からの母と子のお口の管理を含む生活習慣、いわゆる食事とお口のケアが大切なのです。

1.妊娠中の食事の注意点

  • 栄養が偏らないように、好き嫌いによる偏食をしたり単品メニューで済ませたりを控えて、バランスの良い食事を心がけましょう

  • 揚げ物や外食・コンビニ弁当などは高カロリーなものが多く、味付けの濃いものも多くみうけられますので、摂り過ぎないように十分注意しましょう

  • 加工食品やレトルト食品などに頼りすぎると塩分・糖分・油分などを摂り過ぎてしまうので、注意が必要です

※以上のことから、できるだけ体に優しい手作りの食べ物を食べるように心がけましょう。 

2.妊娠中のお口のケア

妊娠すると、つわりによる吐き気や生活リズムの乱れ、ホルモンバランスの変化によりお口の衛生状態が悪くなってしまう傾向にあります。歯ブラシや清掃補助用具(ワンタフトブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロス)を用いてお口の中を清潔にしましょう。
[ワンタフトブラシ]
妊娠中のお口のケア 歯ぐきが腫れている所や歯並びが良くないところ、一番後ろの歯などにはワンタフトブラシ(右記写真のような毛が一つの束にまとまったブラシ)をうまく利用してみましょう。詳しい使用方法は、かかりつけの歯科医院で教えてもらいましょう。
妊娠中はむし歯や歯周病などが悪化しやすく、良好なお口の衛生状態を保つことは、早産や流産を防ぐことにも繋がります。体調の良いときには、かかりつけの歯科医院で定期的な健診とお口のクリーニングをしてもらうことをおすすめします。また、むし歯があった場合は、安定期に治療をしておきましょう。

 

*ご存知ですか?*

広島県下では妊婦の方と生まれてくる赤ちゃんのために、公費(無料)で歯科健康診査を行っているところもありますので、お住まいの市町に確認してください。
場所:かかりつけの歯科医院(お住まいの市町に限る)
日時:随時 (かかりつけの歯科医院にお問い合わせください)
費用:無料 母子健康手帳と別冊(妊婦歯科健診受診票)をご持参ください。

 

■妊娠中のお口の清掃アドバイス

歯みがきが困難な場合

【歯ブラシと歯みがき剤】

 歯ブラシ:ヘッドが小さく柔らかめなもの

 歯みがき剤:無香料でフッ素入り
【歯みがきの方法】

  • 最初は歯みがき剤をつけずにに歯ブラシだけで清掃し、その後わずかにつけて仕上げみがきをする。
  • 歯ブラシは小さく動かして、お口に与える刺激を小さくする。
  • 喉の奥を刺激しないように、前かがみ気味で、前にかき出すようにみがく。
  • 体調の良いときに何回かに分けてみがく。
歯みがきがどうしてもできない場合
  • お茶でうがいをする。
  • デンタルリンスでうがいをする。
  • 食後にキシリトールガムをかんでよく唾液を出し循環させ、むし歯菌の増殖を抑える。
  • 食事や間食では、歯に付きやすいものや甘いものなどを控える。
歯みがきのポイント

推奨:広島県歯科衛生連絡協議会発行リーフレット

つよい歯でじょうぶなからだをつくりましょう!(妊産婦さんのお口の健康ガイド)
・広島市歯科医師会発行「あなたの歯あなたの健康そしてあなたの豊かなる人生」

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