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広島県の県北 おひな様のお菓子「ほとぎ」
 
食生活改善推進員団体連絡協議会

いわれ

昔、ものがない頃、“もったいない”の気持ちをみんなが持っていました。たとえば、「はがま」で炊いたごはんがこびりつくと、洗い上げ天日で干したり、残りごはんも利用し干し米にしたりしていました。また、正月におもちが残るとあられにするなど、食べ物を無駄にしない知恵が使われていました。
そのような干し米や、あられと各家庭に保存されている豆類などを使い、水あめ、しょうがで固めて、板にして切ったり、丸めたりして、地産地消のお菓子を作っていました。
このお菓子は、子どものおやつとしても喜ばれましたが、桃の節句におひな様にお供えをすることも多かったようです。
「ほとぎ」の語源・・・節句のことを「とき」とも言い、節句の食べ物という意味で「おとき」と呼ばれていたものが「ほとぎ」になったなど、いろいろな説があります。
地方によって材料、作り方、形はさまざまです。今回は干し米の代わりに広島県三次市の特産、焼き米(もち米をまだ穂の青い段階で刈り取り、もみのまま煎ったあと、精米したもの)を使ったレシピをご紹介します。
 

■ほとぎレシピ 

・焼き米  300g   ・乾燥グリンピース 100g   
・あられ  200g   ・アーモンド 60g
・丹波黒豆 100g   ・黒さとう  500g
・大豆   100g   ・水あめ   250g
・ピーナッツ100g   ・しょうが  2片

【作り方】

  1. 焼き米は高温の油で揚げる
  2. あられも高温の油でからっと揚げる
  3. アーモンドは2~3切にきざむ
  4. しょうがをすりおろし、絞り汁を作る
  5. 焼き米、あられ、丹波黒豆、大豆、乾燥グリンピース、アーモンド、ピーナッツを1つのボールに入れまぜておく
  6. 黒さとうと水あめを鍋に入れ、煮つめてあめを作り、しょうがの絞り汁を加えてまぜる
  7. 6に5の材料を入れ、まぜ合わせ、ラップを敷いたバットに入れて固め、冷えたら切る
出典「広島県作成 伝えたい残したい ひろしま県の味料理集」
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