HOME > 食と安全 > 産直市
産直市
広島県歯科医師会

右のポスターは、広島県内にある産直市場の場所である。

小さいところも含めれば、ざっと数えても70件以上はある模様。年々増える一方である。

それぞれの産直市場によって、その店独自の売りというものがあります。

 

今回、紹介する産直市場は、広島県廿日市市に平成15年4月にオープンした『産直市場 かきのき村』。

 

ここ『かきのき村』の売りは何といってもこれ!

 

健康と有機野菜を象徴するのが米と野菜に付けられた独自の基準と表示ラベル。

農薬の使用状況で、野菜なら2年以上全く使わないV(Vはベジタブル)1から、農薬を最小限使うV3までに分け、シールで表示している。化学肥料は使わない。

「健康志向が強いせいか、米はR(Rはライス)1から売れていく。」

というのは店長の小田寿久氏。

また「有機という特徴があるから、隣県でも競合などの摩擦もないのでは」とみている。

 

出荷会員は130戸ほどで、ほとんどが兼業農家。無理のない出荷体制で午前8:30~午後5:30まで柿木村の拠点に持ち込まれ保冷、翌日に出荷するというパターン。

店長の小田寿久氏らが地元から通いながら荷物を毎日運んでいる。

 

 

ここ柿木村の村づくりの基本目標は
  1. 健康と有機農業の里づくり
  2. 都市との交流
  3. 福祉の里作づくり
◆3つの共生
  1. 自然との共生
  2. 人と人の共生
  3. むらとまちの共生

 

ここのところ、食の安全を根底から脅かす事件が色々と起こっています。もうすでに「国内だから安心」という信頼も失われているのではないでしょうか・・・。

 

およそ30年前、柿木村の有機農業は、直接契約が始まりだったそうです。1週間に1度、担当農家が数種類の野菜をセットにして消費者に届けていたのです。多品種少量生産を心がけていたものの自然が相手だけに思うようにいかないこともしばしば。しかし、消費者は農薬や化学肥料を使わない露地栽培がどれだけ大変かを理解していたので、たとえ同じ野菜が毎週大量に届いたとしても料理に腕を振い凌いでいたようです。もちろん、こうした関係はどんどん消費者を産地に招いて、畑や田んぼを見てもらいながらずっと交流を重ねてきて生まれたもので、今もこの契約栽培は続いているようです。

さていま起こっているさまざまな食の問題は、こうした関係の真反対にあるような気がします。いつ、誰が、どんな材料で、どんなふうに作ったかが分からないものを口にする不安。ましてや偽装をして、出所をわかりにくくするなどと言うのはもっての外です。もっとも、こういった点にあまりに関心が無かったというのも事実ではありますが・・・。

すなわち、有機農業は単に農薬や化学肥料を使わない農業ではなく、農作物を通じて人と人との交流、信頼関係を築いていく農業というのが産直市場の魅力であると私は思います。

 

冒頭で記したように広島県内にも数多くの産直市場があります。また他県にも同等数の産直市場があると思われます。その場所その場所独自の特産物があることでしょう。皆さんも、通りがかりに見つけては入ってみてはいかがですか?  なかなか面白いですよ!


▲このページの上部へ